2023年5月20日に台風2号(マーワー)がグアム島の南方海上で発生しました。
一時は905hPaまで勢力を強めた台風2号の今後の動きが気になりますね。
台風2号は本州に近づくのか、米軍や気象庁の最新進路予想をお伝えしていきます。
・台風2号2023の最新進路予想
・台風2号2023の本州への影響
・台風2号2023の進路予想(国内)
・台風2号2023の進路予想(海外)
・過去5月に発生した台風の進路
台風2号2023の最新進路予想
6月2日には沖縄を通過し、九州南部が強風域に入ってきます。
2日8時には、高知県西部に線状降水帯が発生しました。
今後、急激な雨足の強まりがあるかもしれません。
- マンホールからの水の噴き出し
- 道路の冠水
- 側溝からの水の溢れ
- 河川の氾濫
- 土砂災害
などが発生する可能性があります。
十分にご注意ください。
2023年6月1日16時現在の台風情報は以下の通りです。
- 階級:大型
- 中心気圧:975 hPa
- 最大風速:25 m/s
- 最大瞬間風速:35 m/s
- 進路:北北東 15km/h
5月31日には、宮古島や石垣島が暴風域に入りました。
6月1日23時現在、台風の影響で沖縄本島の北部を中心に約3350戸で停電しています。
復旧は6月2日昼中が予定されています。
少しでも早く復旧すると良いですね。
現在、沖縄本島付近をゆっくりと進んでいます。
6月1日には那覇空港が終日閉館しましたが、6月2日は全館通常開館が予定されていますよ。
暴風雨はまだ残ると予想されるため、十分に気を付けてくださいね。
同期間に警報級の大雨の可能性
先島諸島:5月31日~6月2日に警報級の大雨の可能性
また、台風が近づく前から台風から湿った空気が流れ込むことにより梅雨前線が刺激され、6月2日には四国・紀伊・東海で大雨になることが予想されています。
台風がまだ遠くにあるから大丈夫と思いこまずに、早めの準備や対策が必要ですね!
台風2号2023の本州への影響
台風2号が本州へ上陸することはほぼないと考えられていますが、梅雨前線を刺激することにより、本州へ大きく影響すると予想されています。
特に6月2日は、中国四国地方から東北地方に至る広い範囲で交通機関への影響が出る可能性があります。
また、暴風雨も激しくなることが予想され、予想雨量も災害級となる可能性もあります。
6月2日18時までの24時間予想雨量
- 四国:300ミリ
- 近畿・東海:250ミリ
- 関東甲信・中国・九州南部:200ミリ
- 北陸・九州北部:180ミリ
- 奄美・沖縄:150ミリ
さらに翌3日18時までの24時間雨量では
- 伊豆諸島・近畿:100〜200ミリ
- 関東甲信・東海・四国:100〜150ミリ
と、これから2日間で災害級の大雨になることが予想されます。
災害に最大限注意し、雨足が強まる前の対策をしっかり行いましょう!
台風2号2023の進路予想(国内)
今回の台風は沖縄付近で減速して方向転換する可能性があると予想されていましたが、実際に停滞し、本州南側を沿うように方向転換すると考えられています。
特に四国・中国・東海地方には激しい暴風をもたらす可能性があるため、ご注意ください。
これまで、沖縄に大きな台風がきた際には、物流が止まってしまい、スーパーなどに食品が並ばないということが起きていました。
今回も5月30日時点ですでにカップラーメンなどの非常食は棚からなくなってきています。
今回も強い勢力のまま沖縄に接近することが予想されるため、食料や生活必需品の備えを十分にしておくことをおすすめします。
台風2号2023の進路予想(海外)
米軍気象機関
アメリカ海軍(米軍)の進路予想も同様の傾向で、今後沖縄に接近することが予想されています。
アメリカ海洋大気庁が予想するその後の進路も、本州南海上を本州に沿って進むものとなっています。
広範囲で警戒した方が良さそうですね。
ヨーロッパ気象機関
ヨーロッパ中部予報センターからも今後の進路予想が発表されています。
おおよそアメリカ海洋大気庁が予想している進路と似ており、本州に沿って台風2号が進むことも予想されています。
逸れる可能性もありますが、十分に対策をしていた方が良さそうですね。
過去の5月に発生した台風の進路
5月は台風の季節というイメージはあまりありませんが、2000年以降平均すると4年に1度程度は本州に接近しています。
- 2003年台風2号
- 2003年台風4号
- 2004年台風2号
- 2011年台風1号
- 2011年台風2号
- 2015年台風6号
直近7年ほどは本州に接近していないため、5月の台風というイメージが薄れているのかもしれないですね。
しかしこれらの中には関東地方に接近した台風や、四国に上陸した台風もありました。
特に2011年に発生した台風1号2号は、20府県で5月最多雨量を記録したり、屋久島で観測史上1位の雨量を記録したこともあり、注意が必要です。
気象庁では台風への備えも呼びかけています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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